神仙閣

 神戸は、横浜と長崎と並んで中華街があったり、華僑の方々がいろんな文化を取り入れているまちでもあります。

 なので、昔から、中華料理のおいしいお店がたくさんあります。大なり小なりだいたい味にはずれはないです。そういえば、世界中を旅していて、食べるものに困れば、中華に行けって、昔、聞いたことがあります。

 ここは、我が家で何かあればとくべつな日限定で行っている中華のお店です。神戸にはここともひとつ「第一楼」というところがあります。昔からの2大巨頭なんて言われて久しいです。

 わたしは、「第一楼」に行ったことがないので、どっちがよいだなんて言えませんが、行った方に言わせるとどちらも引けをとらないそうです。

 だいぶ前の話になりますが…行ってきたのでご紹介を。

 中華というと味が濃いのでは?という印象もありますが、ここのは北京料理なので、味はあっさりしています。からだにやさしい中華です。

 昔から、何かあれば、家族での集まりは、ここの座敷でした。とにかく、こどもの頃は食べるものがなく…途中にでてくる鶏のから揚げと、〆にでてくるさつまいもの飴がらみと中華プリンくらいしかなくって、あまり好きではありませんでした。

 とにかく、こどもの頃の思い出といえば、座敷で従兄たちと遊んで、叔母や大叔母たちが、食べ残しをタッパに詰めて持って帰っている様子しかないです。(ここに来るとき、親戚みんなタッパ持参でした。)

 おとなになると(=歳をとると)食べられるものが増えてきたせいか、一通り食べられるようになって、ようやく、中華料理のおいしさに気づいた感じです。

 おいもの飴がらみはほんとすきで、これを食べるとしあわせになります。これが早く来ないかとわくわくして待っていました。これは今も昔もです。

 それから、神戸の中華は、回転テーブルに好きなだけ自分の食べるのを取り分けるスタイルなのですが、ほかは、ひとりぶんをお店の人が取り分けてくださるんですね。知りませんでした。神戸のスタイル=全国ルールだと思っていました。所変わればですね。

 ちょっと、ここのはとくべつなので、もう少し気軽に行けるお店もあるので、また改めてそのお店もご紹介します。